石神井城跡しゃくじいじょうあとは、東京都指定の史跡です。豊島氏の城館であった石神井城跡は、三宝寺池の南にある石神井川の谷との間の台地にあります。鎌倉時代中期~末期頃の築城と考えられ、文明9年(1477年)、豊島勘解由左衛門尉としまかげゆさえもんのじょうが城主の時に太田道灌おおたどうかんによって攻め落とされました。以後は廃城となりましたが、城の中心部分にあたる内郭ないかくの土塁どるいと空堀からぼりは今も残っています。
平成10年11月には約5メートルの深さの空堀からぼりが発掘されました。また、平成12年11月の発掘調査では土塁の盛土下層から鉄製小刀が出土しています